逃げなきゃ駄目だ
昨日の桜花賞(※1.2)はダントツの一番人気 メジャーエンブレムが馬券内を外すという波乱が起こりました。
※1 三歳の♀馬による大きなレース。桜の季節に行うから桜花賞。
※2 もやしの唯一の趣味は競馬
興味がない人も多いと思うので、深いお馬さんの話は避けますが、このお馬さんのパパはダイワメジャーっていいます。
このパパの子供には、こんな特徴を持ったお馬さんが多い。
競争が始まったら、真っ先に先頭に立って、マイペースで逃げる。
淡々と自分のリズムに持ち込んで、そのまま先頭でゴール。
メジャーエンブレムは今まで殆どのレースで先頭を走り、そのまま圧倒的なスピードを活かして逃げ切り勝ち。それで評価を上げていました。
しかし、そんな彼女、桜花賞ではスタートに手間取り、先頭に立てません。
レースを自分のペースに持ち込めなかった彼女は、リズムを崩され、本来のスピードを出せず。
そのまま後ろから追い込んでくる馬たち抜かれ、あえなく敗退。
逃げなきゃ駄目なんです。このテの馬は。逃げることが性に合ってる、逃げてこそ本来の強さを発揮するタイプ。
ん、待てよ。それって僕の事じゃないか?
思えばこの二十数年間、大体のことには真正面から立ち向かわず逃げてきました。
しかし、
「もう嫌っ!やーめた!無理無理無理むr・・・・」
といったように、周りに公言するわけではありません。なぜなら無駄にプライドは高いから。
困難に立ち向かうのよりも、弱みを見せる方がもっと嫌いです。
だから、いかにアンニュイな状態でフェードアウトするかを考えています。
それでもそこそこの社会人にはなれますよ。
碇シンジ君は
【逃げちゃ駄目だ】といいました。
考えてみるとこの言葉は、日本人特有の精神というか、最後まで己を突き通せ的な、根性論に基づきまくったセリフだと思います。
ゲンドウ親父もどうかしてるぜ。。。。
某ベッキーさんのように、自然とフェードアウトした人をいつまでも叩きがちです、日本人は。
しかし、逃げるのを良しとしないこの社会に、僕は警笛を鳴らしたい!
「十字キーでスクリューパイルドライバー出せへん・・・・無理・・・」
こんなときどうしますか!?
新・日本根性論者共は何度も何度もザンギエフを使い、スクリューパイ(略) でとどめを刺すまで挑戦し続けるでしょう。
手にマメができるかも、ゲームのしすぎで目が悪くなるかもしれません。
僕だったらすぐにガイルにキャラチェンジして、好き勝手闘います。
だって待ちガイル最強だもん。
これこそ、いにしえの賢人達が言い伝えてきた【逃げるが勝ち】ではないのでしょうか。
なんか困難から逃げることばかり肯定してる僕ですが、あまり言い続けると
「今、幸せですか?」
と説いてくる人達に間違われそうなので、このへんで失礼します。
SASUKEしかなくても飯は食える
「俺には、SASUKEしかないんですよ」
かの有名な山田勝己氏が、SASUKE第10回大会のサードステージ パイプスライダーでで脱落した際に、カメラの前で放った言葉である。
しがみついた足場から、くるりと沼に吸い込まれる姿、鮮明に覚えている。。。。
鉄工所アルバイトだとか、怒りの引退宣言とか、毎回のようにそり立つ壁で跳ね返される姿とか、何かとネタになる人も多い人物。
年齢とともにくる衰え、およびSASUKE自体がレアイベント化したことから、ここ数年ほとんどSASUKE関連で見かけることはなくなっている。
さて、この「俺にはSASUKEしかない」というセリフだが、
英語的な解釈では「I’m made up of ONLY SASUKE」
数学的に解釈を行うと「山田氏 ⊂ SASUKE」でいいのか?
SASUKEはみんなのものだから、「山田氏=SASUKE」とはならないと思う。
まぁどっちでもいいのだけど。
そっくり日本語を読み取ると、SASUKEがなくなったら構成要素が失われて、消えてしまうってことになる。。。。。
しかしSASUKEが絶滅しかけてる今、山田氏はちゃんと生きてる。
巷のうわさによると、講演やらテレビ番組の出演料、そしてアム●ェイで生計を立てているらしい。
これは驚きだ。
山田氏にはSASUKE以外にも色々ある!
「I'm made up of not only SASUKE」なのである!
彼の中身がSASUKEオンリーだったのも2002年ごろの話、時代とともに構成要素も変わっていくのだろうか?
しかし山田氏をホラ吹きと責め立てるはできない。
日本人がすぐ口にする「●●がないと生きていけない」類の発言。これは九分九厘嘘だからである。
「●●クンと離ればなれとか死んじゃうよぉ・・・・」
→こういう女性に限って、極めて迅速に補填作業を行います。
1年ぶりに連絡すると結婚が決まってたりします。ふざけんな!!
「この世からレバ刺しなくなったら生きていけない。」
→おそらく彼らは、日本酒さえがあれば生きていける類の発言をする人達です。
「右手使えないとか死ぬ。」
→学生時代に右腕を骨折した、右利きの友人の言葉。
ほどなくして左手の快感を覚えていました。
二十歳前後の男性の、性に対する執念の深さは凄いねホントに。
ところで乙武さんはどうしてたんだろ?
「いだい~~~~もっくん死んじゃう~」
→これは中耳炎の治療で耳鼻科を訪れたもやし(5歳)が、院内で叫んでいた言葉らしいです。
一人称がもっくんの、可愛い糞ガキだったみたいですね。
こんな感じで、ものすごく大切なモノを失っても、意外と立ち直れるもんだ。
僕は少しだけバドミントンかじってました。
その当時はちょうどオグシオペアが世界選手権で銅メダルを獲得して、
北京でもメダルが狙えるか?というような報道がなされてた頃。
男子も女子もベスト8程度までは進む実力はあったけど、競技スポーツとしての扱いはマイナー。
しかし、桃田賢人選手。
彼は日本バドミントン界の宝だと勝手に思っていて。
彼には日の丸背負って試合に出てもらう義務があると思うの。
彼しかいないんですよ。マジで。
それを一番本人が分かってると思うけど。
一連の問題で、下された処分は無機出場停止。
21歳。人生をほどんどをバドミントンに捧げ、つかみかけた夢が一瞬にして閉ざされてしまったわけで。
しかしまだ21歳。
しばらく人生をかけたバドミントンがなくなってしまうけど、必ず這い上がってきてほしい。